月経前緊張症

以前は、イライラなどの精神症状が主と思われていたが、体の症状のみを感じる人も多いことから、最近では「月経前症候群(PMS:Premenstrual Syndrome)」という言葉が用いられ、月経前、体と心に不快症状が出ることです。

■思い当たる症状はありませんか?
<からだの症状>
  • ●下腹部が痛い、重い、張る
  • ● 乳房が張る、痛い
  • ●頭が痛い、重い・のぼせる
  • ●腰、背中が痛い・肩がこる
  • ●手足がいつもより冷える、むくむ・のどが乾く
  • ●にきびがでる、化粧のりが悪い
  • ●肌が脂っぽい、くすむ
  • ●疲れやすい・だるい・眠い・食欲減退・食欲増進
  • ●食べ物の好みが変わる・便秘になる
  • ●関節がスムーズに動かない、おりものが増える
<心の症状>
  • ●イライラする・怒りっぽい・キレやすい
  • ●集中できない・気力がない・ゆううつ
  • ●人に会いたくない・不安、弱気になる・感情が高ぶる
  • ●性欲が高まる、減退する

月経周期にともなう女性ホルモンの変化がきっかけです。
大切なのはセルフケア。基本になるのは次の3つです。
  1. 栄養バランスのよい食事
  2. できるだけ運動を
  3. 自分なりのリラックス法を見つける

■「つらい」「困る」症状の解決法
<その1>
~下腹痛、重い、頭痛、腰痛、肩こり、冷え、むくみ。いずれも血行をよくするのがポイント~
  1. おすすめは「半身浴」
  2. アロマオイルも活用
  3. つらい部分に“温熱療法”…休憩時間、レンジで熱くした タオルをビニールにつつんで、患部に当ててもOK。
  4. 仕事をしながらストレッチ
<その2>
~にきび、化粧のりが悪い、化粧崩れ、肌のくすみ、顔のむくみ~
  1. 原因は皮脂分泌がふえるから
  2. 洗顔のコツ…洗顔は、朝晩2回で十分です。ぬるま湯と冷水を交互に3~4回、時には、ホットタオルを数秒顔に乗せ、そのあと冷水で仕上げ。
  3. 化粧品も肌の調子にあわせて…妊娠をきっかけに、化粧品が合わなくなることも、すくなくありません。PMSの起こる月経前も、妊娠中とホルモン分泌は似た状態で、そのために、普段の化粧品が会わなくなることも有ります。
<その3>
~疲れやすい、だるい、眠い、イライラ、集中できない、不安、ゆううつ~
PMSによる症状と自覚するだけでも楽に!
  1. PMSの時期だから
  2. 変化にしなやかに付き合う…女性のホルモンサイクルが関係する不調です。それは逆に言えば、月経をおこすホルモンサイクルが順調であるという証です。この時期の私は、「こう言うもの」とある程度、割り切っておくのも大切です。
  3. 早寝早起きの生活を…生活のリズムを整えることも必要です。PMSかと感じる時期は、アフターファイブの付き合いもひかえ、早寝早起きを心がけましょう。
■それでもすっきりしない時は、薬も上手に活用を。
  1. 産婦人科医はアドバイザー
  2. 薬の利用法
    • ⑴痛みの症状があまりにも辛い時には、鎮痛剤を。非ピリン系ではなく、アセトアミノフェン系が合うかも。
    • ⑵むくみが取れないは、利尿剤も必要かも。
    • ⑶ゆううつ、不安感が強いときは、軽い精神安定剤を。
    • ⑷その人の、ライフスタイルによっては、低用量ピルで月経をコントロールする方法もあります。

主な診療内容

プラセンタ療法

月経前緊張症

更年期障害

低容量ピル

緊急避妊用ピル(アフターピル)

性感染症

症状からの漢方処方

インターネット受付サービス

インターネットから初診受付のお申し込みができるサービスです。
ご来院時には、保険証、医療証各種をお持ちください。
※各種ワクチンは電話での受付にて一元管理しております。

インターネット初診受付