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医療トピックス-風疹流行中~予防に関する緊急提言

妊娠初期に風疹ウイルスに感染すると、先天性心疾患、白内障、難聴を特徴とする先天性風疹症候群を発症することがある。
妊娠中の風疹の罹患は、必ずしも児の先天性風疹症候群を意味するものではなく、決して全てにおいて高頻度に発症するものでもない。
風疹流行に伴う母児感染の予防対策の要点は、

1) 妊娠20週以内の妊婦に、風疹HI抗体が陰性又は低抗体価(HI価16以下)の場合は、緊急に夫、子供及び、その他の同居家族は風疹予防接種を受けることが勧められる。(妊婦自身は接種不適当者である)
2) 予防接種前に妊娠していないことを確認し、接種後2ヶ月間の避妊指導を行う。しかし、接種後2ヶ月以内に妊娠が明らかになっても、これまでに風疹ワクチンによる先天性風疹症候群の発生は報告されていないため、妊娠を中絶する必要は無い。
3) 妊娠中の風疹HI抗体が陰性又は低抗体価(HI価16以下)の女性は、出産後早期(産褥1週間以内の入院中、もしくは1ヶ月健診時)に、予防接種を受けることが強く勧められる。
4) 風疹の免疫を持たない全ての医療従事者は、予防接種を受けることが強く勧められる。
5) 風疹罹患もしくは罹患の可能性のある妊婦への対応。

まず、風疹の診断を確定する。そのための発疹等の問題、診察を行い、抗体価(2週間あけたペア血清で)を測定する。風疹の発疹が出ている妊婦の診察に際しては、待合や診察室で、他の妊婦や風疹抗体を有していない子供や職員と接触しないようにする配慮が必要である。

先天性風疹症候群のリスクは発疹の出現と風疹患者との濃厚な接触が問題と成るため、詳細な問診と抗体価の経過により先天性風疹症候群のリスクの推定が可能であり、胎児診断を要する例はわずかと考えられる。必要な症例は2次施設(相談窓口)にて、専門的視点に立ったカウンセリングを受けることが望ましい。 大切なのは、妊娠の出来るだけ早期に、風疹抗体の有無を検索し、十分な抗体が無い妊婦には、上記(1)、(2)の対応をし、高抗体価の妊婦にはペア血清で抗体価、IgM抗体を測定し、HI抗体が高いというだけで、安易に人工妊娠中絶に至らないようにしたい。

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